施術しているとすぐに疲れてしまう

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【主な引用文献】

[原因]
①手指等に無駄な力がかかっている
②施術の体勢を調整できていない
③体力がない
④コリをとらえられていない

[対策]
①無駄な力がかかっていると当然、疲れも出やすくなります。指・手首・肘・肩が一直線になっている状態が最も効率よく圧をかけることができ、乱れれば乱れるほどバランスを補うために必要な筋肉が緊張します。それを念頭に置きながら施術を進めていきましょう。また、指で施術を行う場合、施術部分に指をセットした後は基本、固定状態にし手首の返し等で微調整をします。握る等の動作は基本的に不要です。

②施術の体勢が上手く調整できていないと施術面にしっかりと圧をかけることができません。体勢調整を疎かにすれば圧をかけたい方向に圧はかからず、それを手先等の力で調整していることになりますので余計な負担がかかることになります。今一度、施術の体勢を、指・手首・肘・肩が一直線で、施術の面に垂直になる位置になるよう調整を心がけて下さい。状況によって必ずしも実践できないこともあるとは思いますが、できるだけ実践することが疲れ軽減、施術の効率性に繋がります。

③たとえ施術の方法が万全であっても、基本的に施術者のプライベートでの疲れや筋力不足によって施術中、極端に疲れやすくなることも考えられます。睡眠や運動量など、自身の日常生活を見直し必要な対策を個々で行うことが必要です。

④いくら手指等や体勢がうまく調整できていても、そもそも狙うべき施術部分が合っていなければ、お客様はモヤモヤした気持ちになります。そうすると「もっと強く」と言い続けられるか、何も言わずにモヤモヤしたままお帰りになられるかということになります。

 そして第一に術者としても狙うべき施術部分に当てらていないと、どれくらいの圧をかければ良いのか考える余地もありませんし、何をしているのか分からなくなり嫌気がさしてモチベーションも下がります。そうすると、まず気持ち的に耐えられなくなり施術自体、内容のないものになり兼ねません。コリをしっかりとらえれば基本的に、さほど強い圧をかける必要もなくなり術者は疲れにくく、お客様は心地よく効率的な施術が実現できます。

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