①聴き取り
「お客様の訴える症状とその部分を確認する」
整体の種類は問わず、いくら特別な技術を持っていても、使い方やタイミングが違えば効果は薄れます。しっかり話を聞くことを怠らないようにしましょう。
◇どういう動きで?どんな症状(痛み、突っ張り、重い、だるいetc..)?
◇いつ?どこで?どうやって?今までにその周辺をケガ等の経歴はあるか?
◇ペースメーカーや人工関節はないか?
これら等の情報を得ない状態での施術は効率が悪く、そもそも危険が伴う場合があることを常に認識する必要があります。ほぐし整体(リラクゼーションマッサージ)であっても同じです。人の体に触れる以上、そのお客様の健康状態を良くも悪くも左右することを忘れないで下さい。
②検 査
「状態を把握するための確認」
◇静的、動的ともに行い、どの筋肉・関節にどのようなことが起きているのか確認する。
◇骨折や脱臼等のケガを疑う場合は応急処置、疾病を疑う場合は医師の診察をススめる。
◇業務範囲内の症状であれば施術に進む。
この段階ではまだはっきりとした状態が分からないので、触れたり動かしたりする際は十分慎重に行いましょう。万が一、骨折等のケガがあれば悪化してしまう可能性を常に意識しなければなりません。
どこの部分がどんな状態か、見当をつけることができ、それが術者の対処できる範囲のものなのか十分に考える必要があります。範囲を超えるものであったり、見当をつけることができなかった場合は施術をするべきではありません。
③施 術
「筋肉のコリやハリを緩除、関節の可動性回復」
本書ではほぐし整体をメインに進めておりますが、他の技術でもOK。まずは安全とリラックス効果を重視した施術を行うことが理想だと考えております。筋肉の状態がニュートラルに近づけば関節の状態もそれに比例することが期待できます。関節可動性回復にまで至らなかった骨に対してのみ直接調整するようにすれば足りると考えられます。
④指 導
「理想的姿勢や体操方法、生活習慣改善対策を指導」
◇理想的姿勢の指導。
◇症状が現れている部分に関連する体操運動方法(ストレッチ、筋トレ等)指導。
◇症状の根本的防除のため、猫背タイプ別の体操方法、生活習慣改善指導。
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